お気楽毎日

グータラ兼業主婦のお気楽な毎日のアレコレ。

不吉な予感こそ言葉にする

あなたは予言って信じますか?

 

私は8割方信じておりませんが、予言に関するテレビ番組なんかは食い入るように見てしまいます。見ていて面白いと思うし信じたくもなりますが、番組が終了すると同時にまるで夢から覚めたように、そういったものを信じない自分に戻ってしまいます。

 

しかし虫の知らせなんて言葉があるように、誰にだって嫌な予感がするときってあると思います。私はそういった嫌な予感がしたときは、なるべく言葉にして誰かに聞いてもらうようにしております。

 

私の体験談ですが、小学校へ入学して間もないころ、クラスで自己紹介の会のようなものがありました。その時とある女の子が「私のお父さんは消防士なので、家が火事になるとお父さんはクビになります」と言っておりました。私は子供ながらにその子に対して不幸そうなイメージを持っていて、「本当に家事になりそう」と思ったことを強く覚えております。そしてその後、その子の家は本当に家事になり、おばあちゃんの元で暮らすと転校していきました。実際消防士の自宅が火事になってもクビになるわけではないと大人になって知りましたが、家事が原因で転校していったのは確かなので、当時「予感が当たった」なんて思ったものです。

 

他の体験談として、数軒隣に母方の実家があります。基本的には祖母が一人で暮らしており、祖父は長いこと入院生活を送っておりました。何年も前ですが、大晦日と元日、祖父が外泊を希望し、一泊二日で自宅に戻ってきておりました。祖父といえば、私たち孫には優しかったのですが、かなりの亭主関白で祖母にはいつもきつく当たっていたイメージがありました。しかしお正月だからか、祖父と祖母が仲睦まじくしており、初めて見るそんな二人を眺めながら、「こんな光景をみるのは今日で最後かもしれない」と思ったのです。そして夕方、病院に戻る祖父を見送り、いとこたちとお正月番組を見て楽しんでいたところ、病院から一本の電話が入りました。祖父危篤の連絡でした。祖母、母、叔父達が病院へ向かい、数時間してから祖父が亡くなったと知らされました。仲睦まじくしていた祖父と祖母を見るのが、本当にその日で最後になってしまいました。

 

特に印象に残っていた体験談を2件書いてみましたが、他にもこういったことがたくさんあるんですよね。もちろん良い予感、悪い予感、どちらもあります。しかしどちらの予感も言葉にすると大抵当たらないんです。「あなたのこうなりそうな予感がするって全く当たらないわね」と言われてしまうのです。なので予感でも夢でも、家族や仲良しの友人に不幸が起こりそうな気配がしたら、敢えて伝えることで現実に起こらないようにしております。「怪我する夢見たから気を付けて」「嫌な予感がするから今日一日気を付けて」気の持ちようだと思いますが、それでいいと思っております。

 

後は良い予感がしたとき人に話さないようにするだけですね。こちらも話さなければ当たるかもしれないのに、ついつい人に話してしまうのです(笑)